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「始点と交点 -工芸のモーメント-」展参加のおしらせ

グループ展示に参加させていただくことになりました。

工芸という曖昧な存在を捉え直す貴重な機会となりました。

このような状況下ですので「是非来てください!」とはなかなか言えませんが、

お近くに立ち寄る際は覗いていただければ幸いです。


▼始点と交点 -工芸のモーメント-

 2021年9月10日(金)〜12日(日)・17日(金)〜20日(月・祝)

 12:00 - 19:00 ※最終日のみ12:00〜16:00

 旧平櫛田中邸

 東京都台東区上野桜木2-20-3


▼出展作家

 長尾幸治 布下翔碁 宮崎瑞土 加藤大介 阪上万里英

 金井麻央 常信明子 石川将士 地村 洋平 吉田 泰一郎


▼展示コンセプト

 「工芸とは何か」この問いは工芸教育について考える際にも避けては通れない問いである。

しかし、現在に至るまで工芸概念は多様であり、この問いに対する一つの答えを用意すること自体、工芸のもつ多様な可能性を狭めてしまうように感じる。一般的な概念としての工芸ではなく、個々の作家の捉える多様な〈工芸〉※の在り方を明らかにし工芸教育と接続していくことは、現代における工芸教育の可能性を示すことにつながるのではないだろうか。

 本展覧会はそれぞれの作家の捉える〈工芸〉の“始点”がどこに存在するのか、

さらに工芸を学び、その文脈に自らを位置づける中での“様々なものとの交わり” を個々の作家の作品と〈工芸〉を示す図や言葉によって提示することで、工芸の現在性を探り、これからの時代の多様な工芸教育の在り方を描きだすことを試みるものである。

 副題の「工芸のモーメント※」には、今、この瞬間に個々の作家の捉える〈工芸〉という意味や、工芸というものが個々の作家に影響を与えている力という意味が内包されており、それぞれの〈工芸〉と切り離すことのできない工芸の存在とのその関係性を示している。

※ここでは、一般的な概念としての工芸ではなく、個々の作家が捉える工芸を〈〉をつけ〈工芸〉と表記する。

※モーメント【moment】







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